車の修理費はどれくらいかかる?各部位の修理相場

  1. 車修理

車をぶつけたり事故にあってしまったりして修理が必要になったとき、どのくらいの費用がかかるのか不安に思いますよね。
車の修理費用について大まかな修理相場を知っておくことは大切です。
車は修理する部位や修理方法によって費用が大きく異なります。
事故を起こしてしまったときに、相手の言いなりにならずに修理費用を拠出するためにも相場を知ることは大切ですよ。

車の骨格である「フレーム」の修理

表には見えませんが、車の骨格となるのがフレームです。
フレームが変形してしまうと車の安全性が損なわれてしまいます。
また骨格部分ということもあり、フレーム修理を行うときには周囲の部材を全て取り外す必要があります。
部材の取り外しと取り付けといった付帯作業が増える分、どうしてもフレーム修理は高額になります。
一般的には10~100万円が相場となります。

相場にかなり開きがありますが、フレーム単体の修理なのか、部材の取り外しや取り付けを含めた価格なのかという違いがあるためです。
フレームに損傷が加わるほどの事故なら、周りの部材の交換もあわせて行う必要があるケースが多く、その際は部材交換や修理の部分がフレーム修理の費用に乗らないことがあります。
修理費用が高額になるだけではなく、フレーム修理を行うと車自体が「事故車」や「修復歴車」となるため、売却時に査定額が低価格になってしまうデメリットもあります。

車の心臓部「エンジン」の修理

エンジンは修理というよりは、まるまる交換となる場合が多くなります。
車の心臓部という重要な部材だからです。
エンジンのみの価格は30~50万円ほど(国産車の場合)ですが、取り外しや取り付けといった付帯作業などを合わせると100万円はかかります。
エンジンのグレードが高い場合や外国車の場合などは、数倍程度の費用が必要になることもあります。

衝突の衝撃を逃がす「バンパー」の修理交換

バンパーはもともと事故などの衝撃を逃がすために付けられている部材で、衝撃を受けると破損しやすく作られています。
破損ではなく小さな傷や凹み程度なら、1万円くらい修理費用で治せます。
ただ、交換が必要なほどの破損が起こった場合には、バンパーそのものの価格に取り外しと取り付けの作業、さらに塗装などの作業も必要となるため、5~20万円程度が相場となります。

傷が目立ちやすい「ドア」「ボディ」の修理交換

ドアやボディは車の外装の中では面積が大きく、凹みや傷もできやすい部分です。
小さな傷や凹みなら板金修理で対応し、2万円程度からが相場価格となります。

ですが、ドアやボディの場合は修理範囲が広くなればなるほど修理費用が高額となっていきます。
場合によっては、ドアやボディの部材そのものを交換してしまったほうが低価格になることもあります。
多少の傷なら修理は不要と考える人がいるかもしれません。
ですが、傷から下地が見えるような場合には、そこからサビが広がりドアやボディの強度が低下してしまう危険があります。
小さな傷と思わずに修理に出したほうが安心できます。

ドアを丸ごと交換する場合には10万円程度からというのが相場です。
ただし、高級車などの場合にはより高額になる傾向があります。
スライドドアなどは、かなり大きな部材となるため、修理費用は高くなると考えておきましょう。

小さな傷程度ならDIYでも修理できる?

フレームやエンジンなど重要な部位の修理は、DIYで修理しようと思う人はいないと思います。
しかし、バンパーやドアなどにできた小さな傷や凹みなら、DIYで修理できるかなと思う人もいるでしょう。
カー用品店に行けば修理に必要な部材が販売されているため、できないことはありません。

例えば、樹脂製のバンパーに付いた擦り傷程度であれば、カー用品店で販売されているタッチアップペンなどを使えばキズ隠しは可能です。
また、金属部も下地まで見えてない状態であれば、タッチアップペンで軽く補修を行ってもよいでしょう。
ですが、カー用品店で手に入るタッチアップペンでは、多少車体と異なる色合いということもあります。
場合によってはタッチアップを行った部分が悪目立ちしてしまったりする可能性もあります。

また凹みの場合でも、器用な人ならパテ埋めなどを行ってなめらかに仕上げることはできるでしょう。
凹みの範囲が広い場合や、塗装面が大きくえぐれてしまっているといった場合には、DIYでの修理は難しい部分があります。

整備工場での板金塗装は技術力があり料金面でもおすすめ

ドアやボディの凹みや傷は、DIYでも可能なケースがありますが、やはり技術力がある整備工場で板金塗装を依頼したほうがきれいに仕上がります。

また、カー用品店で修理部材を購入すると思いのほか高い場合もあり、結果的に整備工場での修理のほうがきれいな仕上がりなのに低コストに済むケースがあります。
ぶつけたり事故にあったりして修理が必要になったときには、一度整備工場に相談をしたほうがよいですね。

まとめ

車の修理はどこをどのように修理するかによって大きく修理費用が異なってきます。
場合によっては車を買い替えたほうが安く済むこともありますよ。

愛車にきれいな状態で乗り続けたいと思う場合には、信頼できる整備工場での板金塗装を行うことがおすすめです。
新車のようにピカピカな状態に仕上げてもらえますよ。

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