車にクリア塗装をするには?DIYでも大丈夫?

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市販されているすべての車には、いろいろなカラーの塗装が施されています。
ここでは、塗装の工程で行われるクリア塗装とはどのようなものか、DIYで塗装する方法を紹介しています。
クリア塗装が剥がれる原因やキレイに仕上げる方法なども紹介しているので、いつまでもマイカーのボディを美しく保ちたい方は、ぜひ参考にしてください。

クリア塗装ってどんな塗装?

クリア塗装
クリア塗装は、カラー塗装をした後の仕上げとして行われる塗装の最終工程です。
車のボディに艶を出す他にも、車に塗った色が剥げないようにする目的で行われます。

クリア塗装を行うメリット

クリア塗装を施すことで車に光沢が出て、高級感を与えることができます。
新車や洗車後に車がピカピカ輝くのは、クリア塗装をしているからです。
クリア塗装にはカラー塗装が剥げにくくする目的があることを説明しましたが、ボディの耐久性をアップさせる保護目的もあります。
さらに、クリア塗装を行うことでボディのメンテナンスをしやすくするメリットもあります。

クリア塗装にはデメリットもある

クリア塗装をすれば、その分車の価格がアップすることがデメリットとして挙げられますが、新車をつくる上でそれほど大きな負担ではありません。
このように、車を製造する過程においてのクリア塗装のデメリットはほぼ皆無です。
しいてデメリットを挙げるとすれば、素人がDIYで行うと塗装が剥げやすく、本来の目的が果たせなくなってしまう可能性が高くなってしまうということです。

クリア塗装が剥がれる原因

光沢が失われたマイカーに素人がクリア塗装を施すと、塗装が剥がれやすくなってしまいます。
それ以外にクリア塗装が剥がれる原因としては、経年劣化が挙げられます。
車を室内に展示しておくだけなら、かなり長い期間新車の輝きを保つことができます。
しかし、屋外で車を走らせていれば年中紫外線にさられることになり、クリア塗装に含まれている有機結合を破格させ、塗料の劣化を早めてしまいます。
さらに、車体に付着した粉塵や泥や水垢、鳥の糞なども、塗料を酸化させ塗料を剥がす原因となります。

クリア塗装が剥がれたら早めのタイミングで補修をしよう

車の光沢がなくなってきたら、クリア塗装が紫外線や汚れなどによって劣化が起きて剥がれてきていると考えましょう。
クリア塗装の劣化が進行していくと、今度はその下のカラー塗装を剥がす原因となり、そうなると車のボディに錆が発生して下地部分にまでそれが広がってしまいます。
早い段階でクリア塗料を再塗装すれば、修繕費用も安価で納めることができますし、車の光沢を取り戻すことができます。
しかし、クリア塗装の剥がれを見逃して放置してしまうと、車体の美観を損なうだけでなく、高額な修繕費用がかかってしまう確率を高めてしまいます。

DIYでクリア塗装を行う方法

DIYでクリア塗装を行うと、塗装が剥げやすくなるデメリットがありますが、ひと工程に注意を払いながら慎重に行えば、デメリットをカバーすることも可能です。
ここではDIYでクリア塗装を行う手順と、そのために必要な道具を紹介します。

クリア塗装に必要な道具

素人がクリア塗装を行う場合は、雨風やホコリなどが入り込まない作業場所を確保することからはじめましょう。
クリア塗装に必要な道具は、「クリア塗料」「マスキングテープ」「シリコンオフ」「耐水ペーパー」「ボカシ剤」と新聞紙や汚れてもよい服やゴーグルなどです。

クリア塗装の手順

板金
全体的にクリア塗装を行う場合は、カラー塗装を済ませておく必要があります。
その場合はかなりの技術を要しますので、無理をしないでプロに任せることをおすすめします。
クリア塗装を行う前には耐水ペーパーを使用して、剥がれてしまったクリア層の周辺もしっかり剥がすことからはじめましよう。
次に塗装をする周辺に塗料が付着しないように、マスキングテープや新聞紙などを使ってきちんと覆ってください。
マスキングをしたら、シリコンオフを使って塗装をする部分の汚れをしっかり取り除けば準備は完了です。
クリア塗装は、段差ができないように3~4回に分けて行います。
1回目はあまり厚塗りにならないように気をつけて、2回目の塗装まで10分程度間隔を置いてください。
3回目、4回目も1回目と同様に間隔を置いて、徐々に厚めに塗っていき艶を出していきましょう。
最後にボカシ剤を吹き付けます。
ボカシ剤を使用するのは、新たに塗ったクリア塗装との境目を隠すためです。

キレイに仕上げるならプロに任せよう

DIYでクリア塗装を行えば、あまり費用をかけないでマイカーの光沢を取り戻すことができます。
しかし前記した通り、素人がクリア塗装を行うと、塗装が剥げやすくなるデメリットもありますし、車体全体への塗装は高い技術が求められるためおすすめできません。
塗装が剥げるデメリットは、ある程度は慎重に行うことでカバーすることはできますが、なんといってもプロと素人では技術の差が大きすぎて、仕上がりが全然違ってきます。
仕上がりに完璧を求める場合や、クリア塗装をした車を売りに出す予定がある方は、DIYではなく板金塗装業者などの専門家に任せることをおすすめします。

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