車のサイドミラーの修理期間や費用は?

  1. 車修理

車の両サイドにあるサイドミラーは、車体からはみ出ている分、傷が付きやすい部分です。
狭い道のすれ違いでぶつかってしまい傷が付いたり、バイクがすり抜けていく時にぶつかり破損したりするケースもあります。
また電動サイドミラーは電気的なトラブルでの故障もあります。
このようなサイドミラーの修理方法や修理期間、さらに費用についてまとめました。

ミラーカバーの傷程度ならDIYでも可能?

サイドミラーのトラブルで多くみられるのが、狭い道でのすれ違いでサイドミラー同士がぶつかりカバーに傷が付いてしまったり、壁や植栽で傷付いたりといった比較的小さな傷ができてしまうことです。
このような細かなかすり傷のようなものなら、コンパウンドで研磨すれば傷は消せます。

コンパウンドはカーショップに行けば1000円程度で購入できます。
傷に合ったコンパウンドを選べばDIYでも施工可能です。
どのコンパウンドがよいか迷う時には、カーショップのスタッフに聞くと教えてくれます。

深い傷なら板金塗装の専門店へ

かすり傷よりも深い傷なら、傷にパテ盛りを行い修理するという方法があります。
パテ盛りに必要な材料もカーショップで販売されていますが、パテ盛りは比較的技術が必要です。
板金工場などに持ち込んで修理を依頼した方がキレイに治せます。
傷の度合いによっては再塗装も必要となるため、修理期間は1~2日は見た方がよいですね。修理工場での費用は15000円程度かかることがあります。

カバーの交換の場合は1万円以内で済む可能性が高い

ミラーカバーにコンパウンドでの研磨では修繕が難しいような傷が付いたり、壊れたりした場合には、パテ盛りをして再塗装をするよりは、カバーを丸ごと交換してしまった方がよい場合も。
修繕よりも安く済み、さらに修理期間も短くなる傾向があります。
パテ盛りや塗装は技術力が必要な作業となるため、簡単に取り外して新しいカバーを取り付ける交換工事の方が容易なためです。

サイドミラーのカバーは2000~4000円程度で、工賃も2000~3000円ほどなので、1万円以内でカバーの交換はできます。
さらに部品さえあれば即日修理ができるため、工場が空いていれば30分程度で作業も終了できるでしょう。
取り換え自体は決して難しくないため、車体に傷を付けない様注意しながら交換したいカバーが取り外せれば、自力での交換も可能です。
この場合は部品代のみになるため5000円以内で修理可能となります。

ミラー自体が割れた場合は1万円程度で交換可能

サイドミラーをぶつけたり、飛び石が当たったりすると、ミラー自体が割れてしまう可能性があります。
このような時には直ちにミラーを交換しなければなりません。
ミラーはがっちりと固定されているわけではなく、数カ所クリップ留めされているだけなので強く引っ張ると外せます。
そのため、何かしらかの衝撃でミラー自体が脱落することもあるくらいです。
自分で外せる場合には、部品だけ取り寄せれば済むため、2000~4000円程度で交換可能となります。

ただ割れてしまったミラーを触ると怪我をする危険もあるため、安全性を考えれば修理工場で交換をしてもらう方がよいですね。
またミラーは脱落する危険もあるため、DIYで行うよりは修理工場での交換をおすすめします。
工賃はおおむね5000円程度と考えておくとよいですね。
この場合もミラーさえあればすぐに交換できますよ。

電動ミラーが動かなくなると1~2万円くらい必要

最近の車のサイドミラーは、運転席にあるスイッチ操作で開閉や位置調整が行える電動ミラーの場合が多いですよね。
このような電動ミラーが動かなくなった場合には、電気回路の故障が疑われます。
電気回路の故障が起こっている場合には、サイドミラーユニットの交換を行うことが多くなります。
ユニット自体の費用は1万円程度ですが、工賃が1万円ほどかかるため、トータルで1~2万円くらい必要だと思っておきましょう。

サイドミラーユニットの在庫さえあれば即日修理も可能ですが、在庫を持っている修理工場は多くありませんので取り寄せが必要です。
部品の取り寄せには1~2日程度は必要なので、修理期間は2~3日程度かかると考えておくと無難です。

電動サイドミラー全てを取り換えるなら3万円は覚悟を

サイドミラーの破損状態がひどい場合には、電動サイドミラーを丸ごと交換する必要が出てきます。
この場合には部品代自体が高くなるため、工賃を含め3万円はかかると考えておいた方がよいでしょう。
また車の車種によってはカバーのみ、ユニットのみの交換ができない場合もあります。

この場合も電動サイドミラーを全て取り換えることになるため、同様に費用が掛かってきます。
修理期間は、やはり部品自体が修理工場になければ取り寄せが必要となるため、1~2日はかかります。
ユニットの交換に比べると、電動サイドミラーを丸ごと交換する方が手間はかからないため、部品さえ届けば即日交換修理が可能でしょう。

まとめ

軽微なかすり傷程度であれば、コンパウンドで磨けば傷が消えるため、DIYでも能です。
ですが、カバーを丸ごと交換する必要があるような深い傷が付いた場合や、電気回路の不具合といった故障の場合には、技術力を持った修理工場に依頼をした方がよいでしょう。

サイドミラーの不具合は後方確認がしにくくなり、走行に支障が出ます。
また道路交通法にも触れる可能性もあるため、早めに修理に出すようにしましょう。

関連記事

車の凹み修理はどのような工程で行われる?

車のボディの凹みは、放置すると塗装面が剥げ錆びを発生させる原因となります。早めの修理が必要ですが、このような凹みを修理に出すと思いのほか高額な修理費用がかかるため、た…

  • 251 view