新車購入時のディーラーオプションや、ガソリンスタンドでもよくすすめられるのが「車のコーティング」です。
もちろんそれを行うにはそれなりに費用もかかりますし、その後も一定のスパンでメンテナンスが必要になることから、どうすべきか悩んで最終的には実行に移さない人が多いのが現実です。
ここでは、車のコーティングが本当に必要かどうかについて、詳しく探って解説していきます。
特にこれから新車を購入する方にはとても参考になる内容となっておりますので、ぜひ最後までお読みください。
車のコーティングは必要か？
車を乗るたびに、その動力となっているエンジンはもちろんですが、車体全体の劣化がどんどん進行していきます。
エンジンの劣化を防ぐことはできませんが、見た目の劣化を防ぐことはできます。
そもそもコーティングとは、車の様々な劣化から塗装面を守るためにつくられたものです。
したがって、美観を守るためには当然必要です。
コーティングを行うベストなタイミングとは
車をずっと雨風も日も当たらない暗い車庫の中に保管しておくのであれば、劣化スピードを遅らせることは可能です。
しかし、本来の目的で使用するのであれば、常に外気に触れることになるため、車を劣化させる要素は数多く存在します。
車を劣化させる主な原因には、「紫外線」「酸性雨」「油膜汚れ」などがあり、それに洗車をしたときなどにつく傷も加わります。
コーティングをしていない車は、これらの劣化の原因をまともに受けてしまうため、必然的に車にコーティングを施すベストなタイミングは新車購入時となります。
納入2週間以内にコーティングを実行しよう
新車の状態で納車された車はピカピカ輝いていて、車内には新車の匂いが充満していて気持ちがいいです。
目と鼻で新車の素晴らしさを感じると、それが永遠に続くものだと錯覚しがちですが、納入後2週間以上経てば、車体には紫外線や酸性雨のダメージが確実に加わりはじめます。
したがって、新車を納入されてから2週間以内には、コーティングの決断をすることを推奨します。
車をコーティングするメリット
ここでは車をコーティングすることで得られる具体的なメリットを紹介します。
紫外線をカットできる
紫外線は人体にも悪影響を与えることは周知の通りですが、車のボディにも紫外線はダメージを加えます。
車体には塗装がなされていますが、紫外線は塗料を剥離させてしまうほどの影響力をもっています。
しかし、コーティングが紫外線の塗装面への紫外線をカットする役割を果たし、剥離の予防、色あせやひび割れ予防に役立ちます。
水シミの付着を軽減させる
酸性雨も車体の劣化の大きな原因になることは説明しましたが、コーティングを施すことにより水シミの付着を軽減させてくれます。
何もしなければ、雨が降ったときに付着した水滴がシミになって車体に固着してしまいますが、コーティングにより固着率を大幅に減らすことを可能にします。
汚れの付着を軽減させる
屋外を走行していれば、雨が降らなくても紫外線が当たらなくても様々な汚れが車体に付着します。
ホコリ、花粉、樹液、黄砂、鳥の糞、虫の死骸など、目に見えないものまで含めると無数の汚れを確実にまとっています。
コーティングをすることにより、これらの汚れの付着率を大幅に軽減させることができます。
さらに、洗車をした際に、汚れを落としやすくする効果も得られます。
傷の付着を軽減させる
たとえ目には見えなくても、車を洗車するときにはタオルなどの摩擦で微細な傷が車体に付着します。
コーティングをすることで、傷の付着を大幅に軽減させることを可能にしてくれます。
車の輝きを向上させる
新車のときにはどんな車でも輝きを放っていますが、コーティングを施すことによりそれ以上の光沢を出すことができます。
コーティングには車体の輝きを長く保持する効果があり、輝きを向上させることも可能にしてくれます。
まとめ
コーティングは必ず行わなければいけないことではありませんが、それを行うことにより、紫外線や酸性雨などから車を守ってくれます。
新車として納品されてから2週間以内が、コーティングを行うベストタイミングなので、早めにコーティングをしましょう。
コーティングには、紫外線や酸性雨から車を守る他にも、汚れや傷の付着を軽減させ長く車体の輝きを継続させるなどの多くのメリットがあります。
最近ではDIYがブームとなっていて、個人でコーティングを試みる方も少なくありません。
しかし、間違った方法で作業したり、コーティング剤選びに失敗したりすると、思うような効果が得られない可能が高いです。
したがって、車のコーティングはセルフではなく、コーティングのプロに任せることをおすすめします。
